さび防ぐには電子錆防止ユニットが有効です。

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不思議なさびない鉄柱

インドのデりーの近郊のモスクに立つ高さ7mあまりの鉄柱は、作られてから1600年余経つ今もその鉄の肌は輝きを失わず、さびて朽ちる様子はまったくありません。野外で風雨にさらされてきたのになぜさびないのでしょうか。

インドのさびない鉄柱

これについては諸説がありますが東北大学名誉教授(金属材料工学)の井垣謙三先生は、この鉄柱は不純物が非常に少ない高純度の鉄で作られたからではないかといっています。その製法は、鉄鉱石を木炭で還元するもので、小さな炉で極めて質のいい鉱石をていねいに精錬し、少しづつ作り出した古代鉄だったと。

ではなぜ、今の鉄はさびるのでしょうか。それは古代鉄とは作り方が違い、鉄の純度が低いからと推測されています。現代の溶鉱炉では石炭(コークス)で還元し、その加工性を良くする為マンガンを加えます。このマンガンがさびの最大の原因だと先生はいいます。鉄はさびるものという概念をくつがえデリーの鉄柱。本来の鉄は美しい。

「インド鉄紀行」川崎製鐵発行より

さびで暖かーい

寒くなると重宝する、あのモミモミ(今はしなくてもいいようですが・・・)して使用する、使い捨てカイロです。

暖かくなる秘密は、鉄のさびです、鉄はさぴる時に酸化熱を出します。
鉄粉のほかに触媒として活性炭、食塩、水、酸素が必要です。
他に混入しておくのは蛭石(バーミキュライト)はその中の水を長時間保つために役立っています。

通常の状態で、40℃〜60℃程度温度が上昇します。しかし寒いからと言って、長時間、皮膚に直接あってていると低温やけどします。

使用にはくれぐれもご注意を、さびで火傷はいただけませんよ。

この大発見?は、お菓子用脱酸素材の開発から、偶然生まれたらしいです。
油成分を多く含むお菓子は酸化しやすいので脱酸素剤が必要です。

そこである日、鉄を酸化させて酸素を消費する脱酸素剤の効率をあげるために大規模のものをつくっていると、非常に熟くなっていることがわかったのです。

この科学反応を応用し、携帯用に開発したのが、携帯用の使い捨てカイロです。

何が功を奏するか解りません。

ナス漬にはさび?

さびは私たちにとって普通には歓迎されませんが、さぴが役立つこともあります。ナス漬けする時に鉄釘を入れると色が良くなるの、鉄がさぴてできる鉄イオンの働きによるといわれています。

家庭で作る色のいいナス漬けはおふくろさんがソーッとさびた鉄釘を入れているのかもしれませんね。

塩で鉄はさびない

腐食のメカニズムは、中性水におけるさびは鉄と水と酸素の化学反応です。塩(NaCI)は関係していません。
しかし、海水や食塩水がつくとなぜさぴやすい、ことは誰もが知っており、また経験もあると思います。なぜ、塩水が付着するとさびやすくなるのでしょうか?
それは鉄表面に塩分が付着すると、塩分には潮解(固体が空気中の水分を吸って溶ける現象)という性質があつて、空中においても腐食に不可欠な水分を保つ役割を果たしているからだと言えます。したがって塩そのものは鉄をさびさせない、と言うことになります。
海岸を車で走り、海水が付いた場合、早めに水洗いし塩分を除去することが大事となります。
塩分が付着したままだと塩分は腐食反応により消費されることがないため、いつまでも水分を引き寄せ、さびしいては腐食、穴あきになり、現象が継続されることになります。

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